SIMサイズと対応端末の傾向について知る

公開日:2015/08/27
著者:格安SIM & SIMフリースマホ パーフェクトマニュアル

最終更新日:

現在、国内で利用できるスマートフォン端末で利用できるSIMには、3つのサイズが存在します。利用する端末に対応するサイズを確認し、適切なサイズのSIMを選択するようにします。

端子は異なるが同じSIMとしての利用できる

「標準SIM」と「microSIM」の端子面はほとんど同じ形状となっています。そのため、アダプターを利用することで、microSIMを標準SIMとして利用できます。また、「nanoSIM」は若干端子の形状が異なりますが、標準SIMやmicroSIMの外側の部分は使用されていません。nanoSIMのサイズを大きくするアダプターを使うことで、microSIMや標準SIMとしての利用ができます。


端子の仕様部分は3種共通

3種類のSIMについて 3種類のSIMとも若干端子の形状は異なるが、位置を合わせることで使えるようになっている

 

3サイズのSIMの他にもう1種類ある

日本国内では3つの種類が存在すると書きましたが、じつは、もう1種類、「フルサイズSIM」というものがあります。携帯電話などを購入する際に、ショップのスタッフがクレジットカードサイズのSIMホルダーからSIMを取り外すのを見たことがあるでしょうか。そのSIMホルダーから取り外す前の状態のカードが、フルサイズのSIMです。

以前、海外などではSIMといえばこのサイズでしたが、携帯端末などでの利用を想定して小さくなりました。これを「ミニサイズSIM」と呼びます。ミニサイズSIMはフィーチャーフォンなどで標準的に使われるサイズであることから、便宜上、各回線事業者では「標準SIM」と呼んでいます。これに、スマートフォンなどの小型端末で利用されている「micro SIM」「nano SIM」の3種類が、国内で利用できる端末に装着可能です。


フルサイズSIMやmicroSIM

フルサイズSIMやmicroSIMについて SIMホルダーから切り離す前のサイズを「フルサイズSIM」と呼んでいます。切り離すと「microSIM」として利用できます。

 

端末のスロットを確認してサイズを選ぶ

もし、SIMフリー端末やドコモのスマートフォンをすでに持っている場合は、SIMスロットを確認して購入するサイズを選ぶといいでしょう。SIMカードを端末の裏蓋や電池を外して挿入するタイプや、側面のスロットにセットするタイプなどがあります。


電池蓋を外すタイプ

SIMを確認するために電池蓋を外す

  • STEP1 裏蓋を外す
    端末の隅にあるくぼみから裏蓋を外します。
  • STEP2 サイズを確認する
    SIMを挿入できるスロットがあるので、サイズを確認できます。

 


側面のスロットにセットするタイプ

SIMを側面のスロットにセットする

  • STEP1 トレイを外す
    ピン等を使って、トレイを外します。トレイを外すためのピンは、端末に付属しています。
  • STEP2 サイズを確認する
    SIMを挿入できるスロットを取り出し、サイズを確認します。

 

各サイズのSIMが使える端末(例)

SIMのサイズは、端末によって異なっています。旧式の端末や最新のiPhoneなど、端末の種類でも、ある程度SIMのサイズを見分けられます。

標準SIMが使える端末の例

標準SIMが使われることは少なくなってきましたが、フィーチャーフォンや古いスマホだけでなく、最新機種でもいくつかの端末で利用されています。これから利用したい端末のSIMサイズがわからない場合の参考にしてみてください。

Xperia E1 Dual

Xperia E1 Dualについて

海外で販売されているXperiaの廉価モデル。2枚のSIMカードをセットできるようになっていますが、うち1つは海外のみで使えるGSM専用なので、国内では1枚のSIMをセットして使うことができます。OSはAndroid 4.3を搭載。海外向けモデルですが、日本語の表示も可能です。

 

PolaSma

PolaSmaについて

子ども向けにアプリを使用できる時間や電話の発着信先を制限できる機能を盛り込んだキッズスマホ。2枚の標準SIMを挿入可能となっています。OSで切り替えての利用が可能です。

 


2011年以前のAndroid端末での採用例も多い

現在はほとんどのAndroidスマホがmicroSIMを採用していますが、2011年以前に発売された製品では、ほぼ標準SIMが採用されています。また、LTE非対応の端末でも、標準SIMの採用例が多くなっています。ドコモ端末を利用する場合は、Xi非対応の製品の多くが標準SIMとなっています。

Galaxy Nexus SC-04D

Galaxy Nexus SC-04Dについて

国内ではドコモより販売されていたグーグルのネクサスブランド端末。中古端末での流通量が多く、入手しやすくなっています。余計なサードパーティ製アプリがほとんど入っていないため、扱いやすいのが特長です。

 

◆標準サイズのSIMスロットは海外市場向け製品に多い

国内の大手キャリアから販売されているスマートフォンでは、標準SIMを採用する端末はほとんど見られなくなりましたが、一部のSIMフリースマホでは、このサイズのスロットが用意されている場合があります。なかでも、2枚のSIMをセットするデュアルスロットの端末などの多くは標準SIMを採用しています。

microSIMが使える端末の例

2014年時点で販売されている端末での採用例がもっとも多いmicroSIM。大手キャリアが販売するAndroidスマートフォンは、ほぼこのタイプのSIMのスロットが付いています。


現行のAndroid端末のほとんどがmicroSIMを採用

日本でmicroSIM搭載の端末が登場し始めたのは2010年頃。国内ではソフトバンクが発売するiPhone 4が最初のmicroSIM採用機でした。それ以降、Android端末でもmicroSIMを搭載した製品が国内でも販売されるようになっています。格安SIMの利用がしやすいドコモ端末では、Xi対応スマホからmicroSIMの採用が始まっています。現在はほとんどの製品がXi対応となっており、iPhoneを除いたすべての製品でmicroSIMをセットすることが可能です。

Xperia Z1f SO-02F

Xperia Z1f SO-02Fについて

ソニーのフラッグシップモデル「XPERIA Z」シリーズのダウンサイジングモデル。4.7インチの液晶ディスプレイを搭載し、片手で操作しやすくなっています。側面のカバーを外すことで、microSIMをセットすることができます。

 

AQUOS PAD SH-06F

AQUOS PAD SH-06Fについて

7インチ液晶を搭載しながら、片手で持てるサイズを実現したタブレット端末です。重量は233gと、同クラスの製品では最軽量となっています。microSIMは側面のカバーを外して装着します。

 


グローバルスマホやタブレットなど幅広く使える

micro SIMは、ドコモのスマートフォンだけでなく、グーグルのフラッグシップスマートフォン「Nexus 5」やタブレットの「Nexus 7」、Dell のタブレットやHTC、モトローラなど海外のグローバルモデルのフラッグシップ機などで使えるようになっています。

Nexus 5

Nexus 5について

5インチ液晶を備え、最新のAndroid 4.4をインストール可能なグーグルのリファレンスモデル。国内ではGoogle Playストアからのオンライン購入のほか、イー・モバイル版を店頭購入することができます。

 

nanoSIMが使える端末の例

nanoSIMが使える端末は、現在はiPhone 5以降とiPad mini、iPad Airといった限られた製品のみとなっています。


比較的新しい規格の「nanoSIM」

現在、国内で購入可能な端末でnanoSIMが使えるものは、アップル製のスマートフォン&タブレットのみです。iPhone 5の発売を皮切りに、2012年後半以降に登場した3G/LTE通信が可能な全アップル製品でnanoSIMが採用されています。

iPhone 5s 16GB

iPhone 5s 16GBについて

指紋認証機能を備えた、iPhoneシリーズの2013年モデル。側面のトレイからnano SIMの交換が可能となっています。

 

iPad mini Retina

iPad mini Retinaについて

8インチ液晶を搭載した小型のiPad。高い解像度を持つRetinaディスプレイを採用しています。格安SIMが使える3G/LTE通信が可能なモデルのほか、Wi-Fi専用のモデルも販売されています。

 

◆iPod touchやWi-FiモデルのiPadにはSIMを挿せない

iPod touchなどのWi-Fi専用モデルには、SIMをセットするスロットが用意されていません。そのため、格安SIMの利用はできなくなっています。「Wi-Fi+Celuler」と書かれたiPadであれば、SIMの利用が可能です。

※価格はすべて2014年7月時点のものです。

(著者:格安SIM & SIMフリースマホ パーフェクトマニュアル)

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