格安スマホの7つのデメリット

公開日:2015/08/13
著者:赤坂太一

最終更新日:

格安スマホのデメリット

格安スマホに移行したいと思っていても、「使い勝手が変わるのではないか」「不便さが気になる」など、心配のタネは尽きません。

今回は、デメリットに重点を置いてリストアップしてみます。

しかし、逆にいうとこれらの問題がすべてクリアできるのであれば、格安スマホは自分の使い方に合っているという事でもあります。

それでは「格安」である通信料金やSIMフリースマホが、いったいどんなデメリットを含んでいるのか、問題点を洗い出していきましょう。

1.データ通信容量を適切に選ぶ必要がある

格安スマホを販売している格安SIM事業者が用意しているプランは、細かいプラン展開が魅力ですが1GBから、といった少ない通信容量から選べるところが特徴と言えます。

安くなるからといって、勢いで契約してみたものの自分が想定以上にパケット通信を利用していることに後で気がついてからでは、すぐに速度制限に引っかかり後の祭りとなる可能性もあります。

速度制限下では、デジタル通信を利用している通話品質にも影響がでてくる可能性もあるため、常に通信容量には余裕を持っておくことが必要です。

「自分はパケット通信が少なく」て格安スマホに移行したいと思っていても、「少ないなり」に、プランを吟味することが大事です。
格安スマホに移る前に、現状の自分の使い方を知っておきましょう。

2.キャリアメールがない

キャリアメールがない

格安SIMには、SMSオプションこそあれど、キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)がありません。
普段からメインで使用している人は、代わりのメール手段を確立させることが必要となります。

ほとんどの方がLINEやPCメール(Gmailなど)で済ませている人には問題がないと思いますが、まだまだキャリアメールを頻繁に使用しているユーザーにとっては、「ちょっとまった」となります。

自分はキャリアメールが必要ないと思っていても、離れた土地に暮らすガラケーしか使ったことのない年配者への連絡手段が変えられないというケースも、見受けられます。

3.ハイエンド端末が少ない

格安スマホを取り扱う格安SIM事業者は、ミドルレンジクラスの最新端末が用意されているケースが多く、ハイエンド端末の料金はそれなりに端末代も高いので、どうしても値ごろ感のあるミドルクラスをリコメンドすることになります。

しかしミドルクラスといっても、少し前までのハイエンドと変わらない性能を持つ端末がほとんどですので、どうしてもフラッグシップ端末じゃなきゃ嫌だ! というのでなければ全く問題なく快適に使用することができるはずです。
むしろその値段、しかも分割で購入できるプランも用意されているというところに魅力があります。

どうしてもハイエンド機が欲しいがその事業者にはラインナップに入っていない、という場合は自前で購入しておきましょう。

4.店舗でのアフターサービスが受けられない

トラブルといえば端末自体が原因となることが多いですが、キャリアの場合、保証プランに加入すれば、ショップにて代替機種の貸出しなど手厚いサービスが受けられます。

格安SIM事業者で購入する端末には、メーカーの保証しかない場合が多く、故障した際は自分でメーカーと連絡をとって発送などの段取りをしなければなりません。

しかし、最近の格安スマホを扱うMVNOメーカーの中には、有料にて端末保証プランを設けるところも出てきましたので、保証はキッチリ入りたいユーザーにとっても、うれしいトピックといえます。

人によってトラブルの遭遇率も違いますが、心配な人は代わりのSIMフリースマホを用意しておく、などの対策が必要となります。

あくまで、保証期間内における保証内容での修理対応しかないのが現状ですので、自分で対策をしておきましょう。

空白の時間を作らないことが、ストレスを減らす条件でもありますので、スペアの端末があると安心感が違います。

5.通話料金が高い

通話料金が高い

キャリアでは、基本使用料に無料通話分が含まれていたり、通話し放題のプランとなっていたりすることがほとんどです。

通話し放題プランの2,700円/月という基本使用料は使わない人にとっては高いと思いますが、日中の仕事で通話が多い人にとっては、魅力的なプランでもあります。

しかし、ほとんど通話しない人にとっては、無駄ともいえる高い基本料。
その点だけでも格安SIMへ移りたい人も多いでしょう。

しかし、無料通話が無い(その代わり安い基本料)、通話料が高いということは覚えておきましょう。

どの通信事業者でも30秒で20円、とキャリアの通話料のほぼ倍の設定をしています。

使わない人にとっては、歓迎すべき基本料ですが、通話をある程度するという人にとっては、請求書が届いて「予想よりも高くて驚いた!」 という可能性もあります。

ということで、ふだん通話しあう人たちの間で、無料通話アプリなどを駆使して楽しんでいる、という人にとっては格安スマホはオススメできます。

6.初期設定(APN)を自分で設定する必要がある

格安スマホを、格安SIM事業者のサイトから購入すると、届いたSIMフリースマホにSIMカードを挿入して、使用ができる状態までの設定を行わなければなりません。

APN(アクセスポイントネーム)の設定という開通作業が最初に必要です。

キャリアショップでは契約すると使用できる状態で持ち帰ることができるので、ここが最大の違いと言えます。

その開通に必要なAPN(アクセスポイントネーム)の設定ですが、それほど難しくはないものの、設定作業を行った経験がなければ、戸惑ってしまうかもしれません。

慣れた人にお願いするのが一番近道ですが、説明書を読むしかない状況では、作業するまえにじっくり読んで、開通作業にのぞみましょう。

ジムーバでは、APNの設定方法を紹介しています。ぜひご活用ください。

7.データ通信スピードが遅い場合がある

データ通信スピードが遅い場合がある

キャリアの回線設備を借り受けているMVNO(格安SIM)事業者が公式サイトで謳っている通信速度は、キャリアと同じものの、じっさいにスピードテストをしてみると、そこまでの速度がでないことが多いようです。

しかし、使用する時間やエリアによっては、実用には耐えられるレベルであることが多く、自分の環境でどれほどのスピード(使い心地)であるのか、ウェブなどでスピードテスト結果の情報を収集しておく必要があります。

また、時期が変われば事業者によってスピードも変わる、といった調査結果が出ていますので、一概にここのMVNOが良い、とは言い切れない状況となっているのが現状です。

さいごに

デメリットを挙げてきましたが、ここをクリアできれば通信料金を下げることが可能、クリアできなければキャリアプランに価値を見出しているということが言えます。

どちらが良い悪い、ということではなく、「選択ができる時代になった」ということですので、自分の生活パターンや、使い方を見直すきっかけにもなりますね。

とはいえ、通信料金がここまで下がるのは魅力的であることは間違いないので、ちょっとした工夫を自分なりに加えてみて、格安スマホを使ってみるのはいかがでしょうか?

(著者:赤坂太一)

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